帰国ラッシュ

朝:シリアル

昼:和食弁当

夜:自炊

 

昼は好例の和食弁当。今日は会社の別のオフィス(工場)勤務の人たちがうちのオフィスに来ていたので,その人達のぶんも調達した。一緒に食べていたら,工場の人のうちの一人(偉い人…っていうか工場長)が「ええですね,こんな美味しいの食べはって」としみじみ呟いた。「いやぁ,でも週一回ですよ」と返すと「いやいやいや,週一回でも充分ですわ」「あ,これ,ほんと美味いなぁ」とさらにしみじみ呟かれた。工場はバンガロールのかなり外れのほうにあるので(工場だから民家や市街地から離れないといけない),簡単には調達できないんだろう。

 

今週はずっと,隣の部署(研究部門)の人たちがインド人も日本人もごっそり不在で静かだった。なんでも日本で研究成果を発表する展示会に全員で出席しているらしい。そして,僕の部署では来週から2週間Hさんが日本に帰る。その後,入れ替わりでボスが1週間半ほど休暇を取る。僕は9月の頭に取る予定。そういう時期なのです。

複数の依頼事項を受けても一度にひとつだけしか対処しない人たち

朝:ご飯+味噌汁

昼:社食カレー

夜:自炊

 

昨日の反省を活かして今朝はインスタント味噌汁をすこし濃い目に作ってご飯にかけて食べたら,味噌汁の風味のほうが勝ってくれた。お吸い物はお吸い物だけで楽しむのがいいらしい。

 

相手の会社(顧客)のデータセンター内で,あるサーバーから別のサーバーにアクセスする必要があったのだけれど,ファイアウォールが効いていて弾かれてしまう。そういう経路が二つほどあったので,その二つの経路をリストアップして,それぞれ通信できるようにファイアウォールの設定をお願いしますとその会社のデータセンターの担当者に依頼したら「やったよ。試してみて」と言ってきたので試してみた。すると,一つ目の経路はうまく繋がったけれど,二つ目の経路のほうは解決していないようだった。

 

こういうことは基本的に日常茶飯事で,たとえば箇条書きで三つぐらい何かをお願いすると,なぜか一度に一つとか,良くて二つぐらいしかやらないという人がやたらと多い。イジワルをしているというわけではなくて,単に最初の一行しか読んでいないとか(基本的に彼らは文章を読みたがらず,会話で済ませたがる),二個目に取り掛かろうとしたときに何かの割り込みが入って,そのまま完全に忘れてしまうというパターンなことが多いように思える。レストランでもこういうことはよくあって,注文を取りに来てくれと手を挙げると,通りがかりにこちらを見て頷いたウェイターが,先に別の客の所に行って注文を取ってから,その後完全にこちらのことを忘れてしまい,いつまでも放置されっぱなし…ということが往々にしてある。この非効率さはいったいなんだろうか。とにかく目の前のことをひとつやって終了し,あとは次の指示待ちという感じなんだろうか。困ったもんです。

インド米に松茸のお吸い物をかけたらすごく臭くなった話

朝:ご飯+松茸お吸い物

昼:無し

夜:外食

 

冷凍していたご飯があったので,それを解凍したものに,日本から送ってもらったインスタントの松茸のお吸い物をふりかけてお湯を注いで食べた。要するに味噌汁ぶっかけご飯のお吸い物版みたいなもので,美味しいだろうと思ったらインドの白米の臭い(タイ米とかバスマティライスの臭いを想像してください)がお吸い物の香りと思いっきり喧嘩して,子犬のおしっこのような濃密で饐えた臭い(分かる人にしか分からないだろうけど)になってしまい大失敗。もったいないので頑張って完食したけれど,朝から大いにテンションが下がった。

カンナダ語

朝:シリアル

昼:社食カレー

夜:外食

 

職場のボスが最近カンナダ語を会得し始めて,お茶汲みやお掃除の人に積極的に使っている。会得といっても完璧な文章ではなくて簡単な言い回し程度だけれども,聴いているとこれが結構面白いし,バンガロール出身でカンナダ語母語の人たちにはとても喜ばれているようである。そういうわけで僕もちょっとした単語を学んでみることにした。学ぶといってもお茶汲みやお掃除の人に「Tea pleaseはカンナダ語でどう言えばいいのか」「94はカンナダ語でどう言えばいいのか」みたいなことを訊くだけだけど。なお,94というのは社食カレーの値段。もともと75ルピーだったのにGSTが施行されてからやけに値上がりしよった。そして,94はトゥンバットゥ・ナールクと言うらしい。また一つ賢くなってしまった。チェナギデ!

ウイスキー

朝:シリアル

昼:社食カレー

夜:自炊

 

うーむ,ネタがない。ないわけでもないけれど仕事に密着したことはなるべく書かない主義なので,やっぱり書くことがない。そういうわけで過去の未採用のネタを出す。

 

職場には,日本からの出張者や保養休暇で日本に一時帰国した人たちがお土産として買ってきてくれた酒類が保管してある。各部署の書類入れのキャビネットの中の上段か中段あたりに,業務書類に混ざってそういう酒瓶や紙パックがぎっしり詰まっている。こういうものは大抵は和食レストランで飲み会をするときに一つ・二つぐらい持ち込んで消化していくのだけれど,最近はいろいろ取り締まりが厳しいということもあって持ち込みNGとレストラン側から言われることが多くなった。

 

そういうわけでここ数ヶ月は酒類が溜まっていく一方だったのだけれど,2週間ほど前だっただろうか,「そろそろ処分しようぜ = 皆で好き勝手に持って帰ろうぜ」ということになって,ボスの号令のもとで棚卸しをした。するとジョニ黒のボトル以外はすべて焼酎だった。僕は実は焼酎があまり好きではない。嫌いでもないけれど,他に選択肢があれば100%焼酎以外のものを選ぶほうだ。日本にいた時,飲み会の場でいつの間にか焼酎をボトルでオーダーしてどんどん水割りやロックを作って人に振る舞う(しかし自分はほとんど飲もうとしない)のが好きな人がいたけれど,僕はそれを無視してひたすらビールやウイスキーばっかり飲んでいた。たまにその人のノリに負けて焼酎を受け取って飲むと,大抵は翌日二日酔いになってゲロを吐いていた。

 

だから,棚に置いてある酒を見ながら,自分はなんとしてもジョニ黒にするのだと狙っていた。しかし,他の人達はみんな一も二もなく焼酎ばかり選んでいく。その様子をぼんやりと眺めながら,そっかーみんなそんなに焼酎好きか,おれ日本酒があったら100%そっちだけどなー,なんてことをふわふわ考えていた。そして最後にジョニ黒が残り「あ,それ僕がもらいます」と言ってあっさりゲット。

 

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そしていま呑んでます。世界一うまいなぁ。なお,この前なんとはなしに酒屋でいろんな酒を眺めていたら,ジョニ黒のボトルは6900ルピーだった。12000円近くする。うひょー高っ!インドは外国産の酒に対して厳しい関税を課しているのでこうなる。そういうわけで,和酒はもちろんのこと,たとえ洋酒であっても,そこそこ上等なやつをお土産に持っていってあげると日本人駐在者はたいそう喜びますよ日本の皆さん。

毛布をクリーニングに出した

朝:シェラトン

昼:なし

夜:外食

 

また風邪をひいて鼻の奥と喉が痛い。たぶんデリー出張時に拾ってしまったんだろう。遠出をして人混みに行くと本当にロクなことがない。

 

毛布のクリーニングの引き取りは,朝8時どころかなんと7時にやってきた。大抵のものは収まりそうな巨大なビニールバッグを持ってやってきた若い兄ちゃんに「早いね。ベリーグッド」と言ったら「もちろんですサー!お客様には多くの選択肢がありますが,私たちはお客様のことだけを考えます!」みたいなことを力説してきた。口上が長いので「じゃあ毛布よろしく」と手渡すと,「毛布以外にも何かあればどうぞ」というので,ついでだから枕と背広もクリーニングに出すことにした。背広のほうは「5つ星のホテルにあずけてクリーニングしてもらうから」という。確かにそれなら安心。ただ,毛布を畳んでギュウギュウに押し込んでいったそのビニールバッグの中に背広も無造作に畳んで隙間に押し込んでいったのでちょっと不安になった。せめてボタンが外れたような状態で返ってこないことを祈る。

返ってくるのは5日後すなわち金曜日で,料金の支払いもその時で良いという。とにかく背広が無事で帰ってきてくれることを祈りながら兄ちゃんを送り出した。

 

さて,毛布も枕もないとさすがに困るので,シェラトンで朝食を食べた後,ひさびさにBig Bazaarに足を伸ばして毛布と枕を買ってきた。家に帰ってさっそく使ってみるとなかなか肌触りが良くて気持ち良い。体調が悪いこともあってそのまま二度寝した。これからは1ヶ月おきぐらいにクリーニングに出すことにしよう。