謹賀新年

年末は友人のMさんのご自宅を訪れて、おせち料理の準備を手伝った。手伝ったと言ってもそれは女性陣だけで、僕はMさんのご主人とひたすら呑んでお菓子を食べて話してばかりだったのだが。

 

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「これ、超悪酔いしますよ」とMさんご主人に差し出されたインド産ウィスキーだが、そのためか単に飲みすぎたためか、ものの見事に酔い潰れてしまい、気がついたらM家の床で寝ていた。見苦しい姿をお見せしてしまい、いろいろご迷惑かけて誠に失礼しました。> Mさん

 

夕暮れ時、Olaで手配したオートリキシャで帰宅して必死にシャワーを浴び、そのまま寝床に飛び込んで寝続けた。深夜ちょうど0時過ぎに、オリオンモール前から盛大なカウントダウンと観衆の叫び声が聞こえてきた。いつまでもワーワー騒いでいて超うるさい。しかも、イケボな女の人が大音量でDJっぽく「なんたらかんたら、なんたらかんたら、アーユーレディー!?」と煽り、そのたびに観衆が「イェーー!」」と返す。窓を閉め切ってもガンガン聞こえてくるその騒ぎはけっきょく1時間ぐらい続いた。

 

翌朝起きてから、お土産に持たせていただいたおせちを美味しく頂いた。

 

このおせちを除けば正月感ゼロだが、思えばもう2019年なのねぇ。皆さま、昨年は大変お世話になりました。今年もよろしくお願いいたします。

夢の跡

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昨夜のライブ用のステージがもう解体されてた。まあ、そりゃあライブというのはそんなもんなんだろうけど、一昨日全部と昨日の午前中いっぱいかけて準備して、ものの数時間本番をやって、翌朝には撤去とは、なんともコスパが悪い気がする。今回のライブは観衆から入場料とかも徴収してないし、いったいどこで誰が得してるんだろうか。

1カートン

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宅配も請け負ってくれる酒屋Pink Berryに「Biraのホワイト・ブロンド・IPAをそれぞれ1カートン持ってきてください」と注文したら、それぞれ24本ずつ段ボール箱に入って届いた。そっかー、今まで6本セット=1カートンだと思ってたけど、1段ボール箱=1カートンだったんだな。僕がオリオンモール前のライブを観に出ている間に相棒が受け取りと支払いに対応してくれたが、都合11920ルピーだった。笑える。来年の前半ぐらいはこれで過ごせるだろう。

 

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ライブは午後5時ぐらいからすでにクソうるさくなっていて閉口していたんだが、曲が意外にもノリノリでハードな曲だったのでちょっと興味が湧いたので観に行ってみた。

 

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ステージ横からも撮影できた。一番奥の黄色いクルタを着た人がリーダーらしく、伝統楽器らしき横笛を吹きながら観客を煽りまくっていた。他のメンバーはハードロックからAORのようなオシャレでノリのいいものまで自由自在に弾いて歌っていたが、それが横笛のメロディと不思議によくマッチする。日本でいう陰陽座みたいなコンセプトのバンドだろうか。これは予想外に良いものを聴いた。

 

いま夜9時だが、やっと静かになった。

出社

今日は我が社は休暇中なのだが、インド全体としては年末は日本ほど特殊な時期ではないので、リクルート中の新人の面接が今日に設定されてしまい、出社することになった。まあ、リクルーターに対して「自分はずっとバンガロールにいるから、先方の都合で面接日を決めていいよ」と言ったのは僕なので、自業自得である。

 

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例によって謎の水ボトルがエレベーター内に置いてあった。今回は床の中心ではなく端っこに置かれていたので、やっぱりお供え物とかではなくて単に誰かが忘れていっただけだろうか。

 

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昼食はToscanoでランチビュッフェを食べる。そこそこ美味しいものをあれこれ食べ放題で900ルピー以内だから、コスパは充分高いだろう。

 

面接を終え、溜まっているメールを消化したり机上の書類整理をした。いわば年末すす払いだ。驚いたことに、別部署の人たちだがローカルスタッフが5人ぐらい出社していて活発に仕事をしており掃除人やお茶汲みの人も普通に居た。

 

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退社後にふと見ると、オリオンモール前でステージを敷設中だった。年末はきっとどんちゃん騒ぎするんだろう。楽しみなような怖いような。

家に戻る

昼12時にLeela Palaceをチェックアウトした。分かっていたことではあるが、ホテルを引き払ってゲートの外に出た瞬間、至って普通のバンガロールの昼の町並みだった。これこそまさしく現実。そして、午前中まだホテルにいる間はぜんぜん元気だった相棒が、家に帰った直後に突然風邪を引いてダウン。現実の辛さに耐えかねたんだろうか。

 

以下、撮ったまま使っていなかった写真を載せる。

 

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初日、ホテルにチェックインしたあとの昼下がり、空腹に耐えかねてホテルの外の庶民的な店に繰り出してドーサを食べた。僕はペーパーマサラドーサというものを頼んだのだが、こんなに大きいものだとは知らなかったので腰を抜かした。でも、ドーサはどこでどんな種類を食べても美味い。ここではたまたま相棒が持っていた現金で支払ったのだが、その時にレジ側を見ると、こういう庶民的な店なのにちゃんとPOS端末も置いてあった。デジタル決済の波は庶民の暮らしの中にも着実に押し寄せている。

 

 

夜はホテル内のZenで食べたわけだが、日本酒の値段が異常だった。

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あまりの値段に動揺して手が震えた。

いいちこ120mlが3000ルピーである。そもそも「Iichiko Sake」と書いてあるがいいちこは焼酎なはずで、そこも納得いかないヴァー!

 

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さらに、おフランスの赤ワインで325000ルピーという異常な値段が登場。あまりに異常なので逆に冷静になってしまった。こんなもの飲むやつの気がしれないのだが、もし仮にこれを頼んで、例のアサヒのように「すみません、ありません」と言われたら面白いな、とちょっと思った。

 

 

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Big Pitcherの店の前の張り紙。かわいい。僕は可愛いものが好きである。

 

 

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Leela Palaceは客室エリアの廊下も宮殿趣味で、廊下が異様に長い。しかも空調がめちゃめちゃ効いていて肌寒い。また、面白いことにサービス員の数がやたらと多くて、数秒歩くたびに清掃員なり御用聞きなり、誰かしらの姿を見かけた。

Big Pitcher

Leela Palaceの二日目はホテル内でまったりすることにした。マンションとは比べ物にならない快適な部屋でだらだらと過ごす贅沢は堪らない。もちろん休暇だからこれで良いのだが、実際、一歩ホテルを出たらごく普通のバンガロールの街なので、外を出歩く意味もあまりないのだ。ゆっくりと羽を伸ばすに限る。

そんな二日目だが、Google Mapsで周辺を眺めてみるとなんとホテルの正門から歩いて100m程度のところにBig Pitcherというマイクロブルワリーがあった。さすが、周縁部とはいえIndiranagarに位置するだけのことはある。そういうわけで家族が寝てから一人で視察しに行ってみた。

 

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内装も外見通りに青や紫のネオンを使ったディスコっぽい雰囲気で、マイクロブルワリーの例に漏れず音楽が大音量でガンガン流れている。ビールの醸造タンクもちゃんとあった。正しくマイクロブルワリーである。

肝心のビールのお味は、うーむ、微妙かな。全体的に薄味でコクが足りない。種類は少なくてもDistrict 6の方が味に深みがあって良いと思う。種類が多いくせにIPAが無いのもマイナス。結局、ToitとCommunitiの二強を脅かすレベルには程遠い。なかなか獅子の子とはおらぬものよ(リュウケン的)。

 

明日はチェックアウトだ。

The Leela Palace

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年末年始はずっとバンガロールにいることにした。そうは言っても行くところもやることもないねぇ、まあ俺はSwitchでゼルダやってればそれでいいけどね、という気持ちでいたのだが、相棒の指令によりLeela Palaceに2泊3日で泊まることにした。まあ、これも経験だし、家族サービスだ、うむ、良いでしょう。

 

実際良いホテルですわ。Zenというアジア系レストランで食べた酢豚(Sweet and sour porkというやつ)が、具材はともかく味が完璧に酢豚だったのが素晴らしい。逆に850ルピーだけど一杯ぐらいなら良いかと思って思い切って頼んだアサヒが在庫切れだったというインドあるあるはマイナス。

 

もう寝ますわ。