タイヤ漬け

朝起きたら、予想通り全身が筋肉痛で悲鳴をあげている。がしかし、タイヤの楽しさに目覚めてしまったので今日もタイヤに挑んでみることにした。

 

昨日、家に帰ってから思わずYoutubeであれこれ探してしまったのだが、その中でこれまた興味深いものが出てきた。

 


Tire Farmer Walk

 

見ているとただただユーモラスで面白いとしか思えないのだが、やっている本人はかなり真面目である。これをやってみたい。20分ぐらいジョギングマシンで走ってから挑戦してみた。

 

で、これも見た感じだけで考えるとぜんぜん楽勝に思えるのだが、いざ実践してみると凄まじくキツい。ただ動画のとおりにやるだけなのだが、相当握力が必要になる。指をフック状にしてタイヤの内側のヘリに引っ掛けて持ち上げるだけなのだが、何しろそのタイヤが重いので、油断しているとすぐに握力が尽きて指が真っ直ぐになり、タイヤが足元に落ちてしまうのだ。一度に10m歩くのが限界である。これを3往復もやったら足と前腕がプルプル震えた。

少し休憩してから例のタイヤをひっくり返すやつに挑み、ある程度要領を心得ていたためか今日は5往復できた。ぶっちゃけこれだけで今日はもう限界になったので退散。いま、足はおろか腰から上まで背中全面の筋肉が軋んでいる。背筋も使うらしい。もう寝る。

タイヤロープ地獄

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定時語、例のジムでランニングマシンで走ったりダンベルを使ってあれこれしたあと、ふとジムの片隅を見たら、バルコニーに巨大なタイヤが置いてあるのに気付いた。直径1.5mぐらいだろうか。ああ、あれ↓だな、と思った。

 

 

興味深げに眺めていたら、たまたまそこに居たジムのトレーナーらしき青年が「おう、試してみるか?」と訊いてきた。よし、やってみましょう。

 

この運動の正式名称は知らないのだが、Youtubeで "tyre workout" とか入れるといくらでも出てくるので、こういう物があることは知っていた。動画を観る限りそこまで難しいものでもなさそうなので、まあタイヤをスパンスパンひっくり返すだけだろ、楽勝だな、と思っていたら、これが想像を絶する辛さだった。まずフォームからしてその青年からビシバシ指導が入り、言われた通りの姿勢で、この大して広くもないバルコニーを一往復するだけで、膝どころか全身が笑った。これは強烈な全身運動だ。動画だけ見て分かった気になって舐めプレイするととんだ恥をかくという良い見本である。

 

これだけでその場にへたり込みたいほど疲れたのだが、そこでふと周囲を見ると、巨大なロープが置いてあるのを見かけた。これ↓である。

 

 

これも動画で観ていて知ってはいた。やはり正式名称は分からないのだが、Youtubeで "rope workout" と入れれば山のように動画が出てくる。これについては「こんなロープをアホみたいにビロビロさせるだけのどこがトレーニングなんだよ」とタイヤのやつ以上に頭から舐めていたのだが、青年に「これもやってみろ」と言われてやってみたら、10秒持たなかった。もうごめんなさいと言うほかない。終わったら腕が肩から上にあがらないほど疲労した。気がついたら、青年の他にも、夢枕獏がいうところの「自由な肉体」をした中年トレーナーがやってきて、「おーやってるな」という感じでニヤニヤ笑いながら眺めていた。「まあ、次からガンガン鍛えてやるからな」という感じで解放されたが、すでに全身の筋肉が震えている。こんなに強烈な全身運動だとはまるで思わなかった。全身が筋肉痛で死んでいなければ、明日もやってみよう。

 

着替えて職場の自席に戻り、震える腕と指でいくつかメールを処理して帰宅。

 

あと、蛍光ペンで文章を強調表示すると、「いかがでしたか」系のブログ記事のような胡散臭さといかがわしさが出てきて面白いと気付いた。

ジム

帰る前に例の新しいジムに寄って1時間ほど汗をかく。Galaxyと違って設備が何もかも新しいので超面白い。これからは飲み会が無い日は基本的に毎日来ることにしよう。

スリランカ同時多発テロ・Communiti

昨日のことだが、スリランカ同時多発テロ発生。被害の大きさに驚く。被害に遭った人たちはお気の毒としか言いようがないが、それはそれとして、スリランカは基本的にどことも角を突き合わせない穏健な国だと思っていたから、まさかそこでテロなのかと不思議な気もした。いずれ真相は分かるだろう。

 

日本からの出張者のアテンド。みなさんベテランなので人生経験が深い。話を聞いていたらシンガポールとかマレーシアに赴任するのも面白そうだなと思ってきた。夜はCommunitiで接待。ひさしぶりのビールは美味い。

雑記

木曜日は投票日、金曜日はGood Fridayでそれぞれ会社がお休みだった。投票日のほうは急にお触れが出た予想外な事態だったので、その埋め合わせで金曜日は個人的にちょっと出社してあれこれ処理したが、結果的に4連休となりのんびりできたので、この期間に風邪が完璧に治って助かった。やはり風邪には休養が大事である。


最近、職場と同じフロアの食堂の奥に新しいジムが登場した。

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バンガロールに来てBrigade Gatewayに入居して以来この3年、ずっとGalaxyというマンション居住者専用の多目的クラブに入会して、その中のジムを使っていたのだが、設備がヘボい・古い・狭いと問題が多くて使い勝手が悪いと常々思っていたので、退会してこちらに乗り換えることにした。Galaxyの場合、会費として毎月2000ルピーだか2500ルピーだかを払っており、さらにMimimum Usage Chargeといって「毎月最低XXXルピーをGalaxy内のサービスで使わないと、必ず一定額を徴収するぞ」という謎の縛りがあったのだが、こちらは完全にただのジムで、かつ年間会費が13000ルピーである。月々1100ルピー弱なのだ。どう考えてもこちらのほうがお得ではないか。おまけに道具も格段に新しい。土曜日にGalaxyをサクッと退会して、その足でこのジムに行き入会した。ジムは専用の靴を用意する必要があるということで、すぐにOrion MallにダッシュしてLandmarkで1799ルピーのヘボいスニーカーを買ってきた。今後平日は帰る前にここで汗を流してから帰ろうか。


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街に何かあった。この道具が何なのかさっぱり分からないが、ここまで日本のアニメっぽい絵柄のものがバンガロールに転がっているのって珍しいなと。東南アジアに行くといくらでもあるんですけどね。


今日、近所のDさんご夫婦とITC Gardeniaの江戸でランチビュッフェを一緒に食べた。お二人とも酒なしコースだったので、こちらも合わせることにした。割り勘する時に面倒だし。

江戸の横の洋食レストランからもあれこれ持ってこれるのだが、そこでケーキコーナーが異様に充実していて驚いた。チョコレートを使ってありとあらゆるケーキが作られて陳列されており、ほれぼれとする。

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これ以外にも見事な出来栄えのものがたくさん陳列されていた。赤いやつなんて磨き上げられたプラスチックにすら見える。こういうのを見ると「ここでおもむろに奇声をあげながら素手でぐちゃぐちゃとかき回して台無しにしたら、みんなどういう反応をするかな」なんてことを想像してしまう。もちろん僕は常識人なのでそんなことはしないが。

Dさんご夫妻もこれを見て感嘆しておられたが、そこにこのケーキを準備したシェフがおり、お話を伺うことができた。途中でヒンディー語になったので通訳してもらう必要があったのだが、なんでもITCホテルは今チョコレートを使ったお菓子のプロデュースに力を入れており、Fabelleなんていうブランドまで運営しているらしく、そのプロモーションの一環だそうだ。そこで話をしていて初めて気付いたのだが、今日はイースターだったのだ。そりゃ力も入りますわな。そのシェフは今日のこのイベントのために今朝2時までずっと厨房でひたすらこれらケーキを作っていたらしい。それはたいへんなプレッシャーと苦労だったろう。この出来栄えも納得である。そして僕は容赦なく赤いのにズブリとナイフを入れた。たいへん美味しかった。