インドへ戻る
さぁ今日からインド帰国だ、というわけで午前6時に大崎から東急バスに乗って羽田に向かい、9時発のデリー行きSQ便に乗った。
外国人もOKよ〜というようなことが書いてあるが、だったらせめて英語で書くべきじゃないかと思った。日本人にアピールしても仕方ないよね、これ。
というわけでデリーに着いたが、こちらは日本と違って日が暮れても空気が熱い。とはいえやはり湿度が低いらしく、ちょっとやそっと歩いてもぜんぜん汗をかかない。羽田からシンガポールまで7時間強、1時間程度のトランジットを挟んで、シンガポールからデリーまで5時間強。合計で13時間以上掛かっている。遠いなぁ。
ホテルからのドライバーが来ていたが、駐車場で機械相手に駐車料金を清算する時、超きったねぇ100ルピー札ばっかり出すので機械に拒否られまくって延々時間を無駄にした。財布からいろいろ取り出して試してもどれもダメ。けっきょく僕が出しました。150ルピー。いいよもう、そんぐらい。どうせ返せって言っても汚い100ルピー札で返ってくるんだろうし。
インドのホテルは部屋が広い。この写真を撮っている位置も、巨大なスーツケースを余裕でばっくり開けるぐらいのスペースがある。日本のホテルだと、特に一人出張で泊まるような部屋の場合、なかなかこうはいかない。
暑い
古巣の人たちと会って意見交換したり近況報告したり、相談事項について知恵を借りたりした。その後は飲み会に移行。母語で自由自在に会話できるって素晴らしいですな。
昨日は暑いとはいえ曇り気味で日差しが弱かったから助かったけれど、今日は早朝に小降りの雨が降ったあとは陽がカンカンと照って堪らない暑さになった。あぁ、これか、これが皆さんが言うところの今年の猛暑なんだな。
と思っていたら「いやいや、昨日今日はぜんぜん涼しいぞ」と言われてしまった。どんだけ猛暑なのかと。気温はともかく、不愉快さではデリーの夏よりも東京の夏のほうが上だろう。
明日はデリーに移動する。もう帰るのかという気もするし、やっと帰れるという気もする。よく分からん。
日本のお店の店員さんの神能力
今朝ホテルで天気予報を見ていたら、これからしばらくは比較的涼しくなるという話が出ていた。確かに曇りがちな一日だったので直射日光でうぎゃーみたいなことはなかったのだが、どっちにしろ蒸し暑いのは変わらず、バンガロールの今までのどんな日よりも汗をかいた。湿度はダメだ。
今回は以前の職場の近くにある、日本にいる時に行きつけだったラーメン屋に行った。しかし、店名は同じなのに品揃えも味も様変わりしていて、正直言って口に合わない。店長が変わったのか単に僕が好きだった味わいが一般には不評だったのか知らないが、楽しみにしていたラーメン屋でまさかこんなトラップにハマるとは。こういう目に遭うと失望が大きい。
午前・午後と打ち合わせして、夜は久々にHさんとサシ呑み。お互いの近況を話しあって、懐かしくて楽しかった。日本側の状況もいろいろ仕入れられて興味深かったのだが、自分もインド生活はや4年目なので、そう遠くないうちに日本側に戻る日が来るだろう。複雑な気分になる。
そんな打ち合わせの合間にも、相棒の求めであれこれ買い出しに奔走する。ほとんどのものは買い揃えられたのだが、ひとつだけ、どうしても欲しいものがどんなところでも見つからず、マツキヨ数件にHACドラッグやらデパートの中やらをさまよい歩いた。ここでまた一つ感激してしまったのが、要所要所の店員さんの丁寧な対応である。特に最後のほうで出会ったデパート内の店員さんは、自分のところでは取り扱っていないが最寄りの駅ビルの中にあるXXXXという店にならあると思う、と言って、自分の店とはなんの縁もゆかりもないところを紹介してくれ、しかも実際に行ってみたら求めているブツが本当にそこにあった。これは凄すぎる。自分の持ち場の棚のところしか知らず、しかもそこでの説明内容もテキトーなインドのスーパーの店員では絶対に不可能な対応だ。っていうか日本以外の国でこんな対応ができるところってあるんだろうか。ラーメンで受けたダメージが一気に回復した。
暑い
トランジットで立ち寄ったチャンギ空港中のセブンイレブンで謎のコーラを見かけて、疲れて血迷っていたせいか買ってしまった。これって少なくともインドでは見かけない種類だけれども、日本含めた他の国ではそれなりに売られているものなんだろうか。味は想像以上にコーヒー臭が強くて、二度目は試したくない味わい。
午後4時10分に羽田に到着。うむ、暑い。何が暑いって、気温よりも湿度が高くて暑い。いくら汗をかいても体から熱が逃げていかないこの感覚は、バンガロールではまず味わえない。ムンバイやチェンナイでもここまで酷くないんじゃないだろうか。
バスで大崎まで移動し、閉店までの残された時間でマツキヨやスーパーを駆け回り買い出しを進めた。日本のスーパーはいい。在庫がきちんと管理されているし、店員に質問すれば店の隅から隅まで頭にインプットされているんだろうなというほど完璧な答えを即答してくれる。
今ホテルの自室でこれを書いている背後のテレビで、指名手配された煽り運転男の身柄が確保されたニュースがずっと流れている。正直どうでもいい。こんなやつがインドに来て同じことやらかしたら、無関係な奴も含めてその場にいる群衆にボコボコにリンチされて終了だろう。と書いていたら、話題がマスオさんの声優さん引退の件に変わった。こちらのほうが気になる。
District 6 終了のお知らせ
District 6が閉じてしまってもう半年近くにならんとしているが、Zomatoの上ではずっと「Temporarily closed. Coming back soon!」と記載されており、「いつかまた再開するかな」という淡い期待と「さすがにもうあかんだろうな」という諦めを共に抱えたまま今に至っていた。
そして今日、たまたまスマホアプリでDistrict 6を検索してみたら、検索結果に出てこなくなってしまっていた。この時点ですでに結構な衝撃だったのだが、ダメもとで通常のブラウザでZomatoサイトを見ていたら、「Permanently Closed」と出ていた。こう表記されてしまったら、もう基本的にアウトである。自分が住んでいるところからとても近いということを差し引いても、非常に優れた場所であったのだが、残念だ。残念極まる。
YSRさん、District 6はもう駄目です。ちょっと遠いけどCommunitiでお願いします。あるいは日本でひたすらプレモルとインドの青鬼呑んで我慢してください。
独立記念日
なんだかんだでインドに来て4回目の独立記念日である。
マンション前の広場で振る舞われる朝食を食べる。振る舞われるといっても125ルピーするのだが。けっこう高い。食べ放題だからこんなものか。といっても僕はこの一回分だけで充分満たされた。例の裕福なDさんご一家や、その友人のSも登場。みんな引退して悠々自適であり、羨ましい限りである。
この朝食が重かったのでお昼はそんなに腹が減っていなかったが、相棒がトスカーノのランチボックスを食べたいというのでお使いしてきた。出来上がりを待っている間にビールを飲む。これが楽しみでいつもお使いするのだが、今回のビール(バドワイザー)はぬるくて閉口した。トスカーノのランチボックスは500ルピー程度だが色んなものがバランス良く入っていて美味しいのでマジおすすめ。
夕方、オリオンモール前のステージでインド空軍によるオーケストラ演奏があったので観にいった。
スターウォーズのテーマだとかマイケル・ジャクソンの有名曲なんかを演奏したり、カンナダ語の歌謡曲っぽいものを演奏したり。写真では写っていないが、この背後や左側のほうも人でみっしり埋まっている。
演奏中にサーッと雨が降ったのだが、そのおかげで見事な虹が掛かった。こうやって眺めるとBrigade Gatewayもなかなか綺麗に見えるのだが、実態は推して知るべし。
オリオンモールの中も、独立記念日にちなんだ飾り付けや置物がいろいろと施されていた。これは戦闘機。
これも軍関係。インドでは軍に対する尊敬の念が結構強い。まあ、国境を接しているパキスタンや中国といろいろあるしな。
次は月探査機打ち上げロケット。先月はお祭り騒ぎだったな。
そしてインド美人さんたち。国旗の色をモチーフにしたドレスを着ている。
こう書くと健康そうだし、実際ジョギングもジムでのエクササイズもできる体調なのだが、それでも未だに咳が止まらない。日中はだいぶ落ち着くのに、夕方から徐々に咳が出てきて夜にひどくなる。百日咳とかだと嫌だなぁ。不思議なことに、立ち上がってあるきまわったり運動しているときはほとんど咳が出てこないのだが、立ち止まったりベッドに横になるとゲホゲホしてくる。なんなんだこれは。タイガーバームを気管支に塗り込んだりすると治るのかな。