風邪

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しばらく前に娘が風邪に罹って激しい咳と発熱に見舞われ、それがようやく治ったのだが、そうしたら今度は一昨日ぐらいから親二人に感染してしまった。どんなに鼻うがいを励行しても、身の回りに風邪ウイルスが常時蔓延していたら無力である。

不思議なことに症状の現れ方が三者三様で、相棒は鼻水が激しいのだが熱はそれほどでもなく、一方で僕は咳も鼻水も全く出ないのだが、ひたすら高熱が出て全身に筋肉痛が現れている。相棒によればご友人の中には胃腸炎の症状を呈する方も居たらしく、本当に症状がみんな違う。そんなもんなんだろうか、それとも各自の体の中で風邪ウイルスが独自の究極進化を遂げているのか。

深夜2時に下半身全体の激しい筋肉痛のせいで痛くて目が覚めてしまった。太ももの裏側やお尻の筋肉が全体的に痛い。まったく運動をしない人がウェイトを持って全力でスクワットしたら平常時でもこうなるんだろうが、もちろん僕はそんなことはしていない。熱を測ると38.1℃。これでもまだ下がった方で、金曜日に帰宅して寝る前は38.7℃だった。多少マシになっていると考えていいんだろうか。

 

今日夕刻の深夜便でシンガポール出張に向かう予定なのだが、どうすっぺな。

と一瞬悩みつつ、ひたすら水を飲んで汗をかきつつ寝ることにする。いざとなればまたルル様とバファリン様にお出まし願おう。

お釣り

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カレーを食べると、どんなに注意してもこういうことになる。南インドのカレーはシャバシャバしているのでなおさらだ。

 

この状態で歩いているだけでも充分恥ずかしいのだが、会議室で誰かと差し向かいになると恥ずかしさ倍増である。あ、見てる、あいつ今俺のシャツのシミを見てる!なんて意識したりして自己羞恥プレイ状態になる。

 

しかし、本当に恥ずかしいのは実はトイレでうんこを終えてボックスから出てきたところを目撃された時だ。あ、コイツこのシミを見て下痢便の跳ねじゃないかと想像してるんだろうが、生憎だったな、これはカレーだ!と心の中で必死に反撃しながら、努めて冷静を装って石鹸で手を洗ってトイレを退出したりする。

 

子供の頃、うんこして跳ねた水が肛門にクリーンヒットすることを「お釣り」と言っていたのだが、僕が住んでた地域のローカルな用語だったのか、全国的な用語だったのか、どっちだろうか。

秋冬のデリー

www.livemint.com

 

毎年恒例。北京の6倍の汚染っぷりらしい。

 

“A child born yesterday in Delhi would have smoked 40-50 cigarettes on the first day of his or her life,"

「昨日デリーで生まれた新生児は、人生最初の日にタバコ40〜50本相当を吸ったことになる」

 

強烈。絶対に出張したくないな。

レサシアン

暇な日曜日はWikipediaに限る。

 

ja.wikipedia.org

 

あの人命救助用の訓練に使う人形には、これまで学生〜社会人時代を通して何度か出くわしたことがあるが、見るたびに「どれもみんな同じ顔しているなぁ」「これを製造している会社ってみんな同じなのかなぁ」「すげぇ儲かっているんだろうなぁ」「(胸を剥がして人工肺の仕組みを確認できるので)ピノコだなぁ」なんて下世話なことを考えながら人工呼吸していた。まさかこんな実在のモデルがいたとは。

lenskart.comでメガネを作る

メガネはすでに持っているのだが、10年超え選手ということもあってレンズの表面に細かい傷が無数に付いていてしまっており、どんなに拭いてもかすかに曇っているような視界になってしまう。また、セルロイドのフレームも色がくすんできていて、本来は黒一色だったのに白けてしまっている部分がところどころにある。お気に入りだし壊れているわけでもないので捨てたりはしないが、そろそろ新しいやつを作っても良いころだろう。

 

そういうわけでOrion Mall内にあるlenskart.comに行ってみた。これは2010年設立という比較的新しいメガネ屋で、かつマイクロソフト出身者が立ち上げた会社という異色の背景がある。かなりの人気店らしく、そこかしこに支店を見かける。本店というか旗艦店のようなものがどこにあるのか知らないが、Orion Mall内の店は比較的小規模なものである。それでも覗いてみると結構おしゃれなフレームがいろいろあって、つい楽しくなっていろいろ試してしまった。うむ、ここで買おう。

 

店員は活きの良い若者ばかりで、英語も非常に分かりやすく、テキパキと説明してくれる。あれこれフレームを試させてもらった末に、今のやつと同じ黒いフレームで、かつもう少しフレームが細いものにした。今のメガネを見せてレンズの厚みを測っってもらい、「レンズがフレームからはみ出すと格好悪いのでフレームに収まる厚みにしたいのだが、大丈夫か」と質問したら、「視力を測定してみないと分からないが、ほとんどの近視レベルなら充分薄くできる」とと言われた。まあ、話の種として、このまま進んでみよう。

 

あとはトントン拍子で進んだ。つまり、店の奥にある視力検査コーナーで、日本にあるようなものとまったく同じ設備を使って視力を測るのである。まず、奥の方に気球が見える例の装置を使って視力を自動計測し、次いでレンズの差し替えや追加ができるメガネを掛けて視力検査をし、最後に赤と緑の背景に描かれた文字を見てどちらがより鮮明に見えるかを答える、というものである。レンズはいろいろ種類が選べるのだが、一番高くて高機能なのはドイツ製のもので、しかしこれはレンズの厚みに制約がある。これが7000ルピー。二番目に高いのが日本製で、Tokaiと説明された。東海光学だろうか。こちらはドイツ製のものよりも機能数がやや少ないのだが、厚みをかなり自由に調整できるそうで、値段は5000ルピーとなる。3番目は聞いたことのないブランドで、店員もこれはオススメしてこなかった。けっきょく、特に深く悩むこともなくTokaiに決めた。万事滞りなく進み、フレームを決めて店員に話しかけてから視力検査を経て料金を支払うまで、ものの15分ぐらいで終わった。値段はフレームが3100ルピー程度で、そこにレンズが入って8100ルピー、そこに税込みで、だいたい9100ルピーぐらいにだった。僕が今使っているメガネは購入当時で5万円ぐらい(レンズ込み)したので、それと比べるとだいぶ安い。出来上がりは1週間後で、11月9日に引き渡しとなる。出来上がり次第だが、もし満足の行くものだったら、帰任する時までにあとひとつふたつぐらい買っていこう。

 

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ブログに載せようと思って帰り際に店の写真を撮ろうとしたら、店員たちが出てきてポーズをキメてきた。あんたら本当に好きだなこういうの。なお、二人組のうちの左側の人が本店のリーダーらしく、彼が万事そつなく仕切って何もかも円滑に進んだ。といっても彼に限らず店員たちはみんな姿勢がよく、英語も洗練された分かりやすいものだった。やるなlenskart。


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帰りに家族でIndian Kitchenで早めの夕食。今日はスペシャルメニューが用意されていて、その中にあったチキンのサフランカレーというやつを頼んでみたら、これが当たりだった。ご飯にかけてもナンにつけても美味い。カロリーだけが気になる。

Hotel Nalapakaで朝食

朝7時ごろ、出し抜けに窓の外から猛烈なエンジン音のような騒音が聞こえてきて驚いて飛び起きた。一瞬、飛行機が墜落してきたのかとマジで思ったほどの音だったが、単に階下の広場でスピーカーのテストをしているだけだった。そうだ、本日はカルナータカ州成立記念日だったのだ。いちおう分かっていたはずだったのに、寝てしまったらすっかり忘れていた。

 

この日はいつもマンション手前の広場で朝食会(有料)が発生するのだが、意外なことに9時には終了してしまうらしく、のんびり構えていたらもう終わってしまっていた。

腹減ったねぇ、でも今さら何か作る気もしないねぇ、ということで夫婦揃ってぐだぐだしているうちに、どういうわけかふと「Nalapakaって朝食もあるのかな。あったら行ってみようか」という話になり、ドーサを食べたくて目が血走っていた相棒が店に突撃電話して確認したところ、朝食の時間も開いているということだったので、じゃあ行きますか、と。

 

久しぶりにOlaでオートリキシャを手配して現地に向かうことにした。出発点をOrion Mall・到着先をHotel Nalapakaと指定すればバッチリ正確なルートが出てくる。この場合、Orion Mallの地下階(Landmarkがあるところ)から外に出れば、目の前の大通りに面した道にオートリキシャが密集している場所があるので、そこで待ち合わせることになる。以上、Brigade Gatewayに住んでいて、かつNalapakaに行きたい人だけに役立つライフハック

 

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マンションの外に出たら広場前でどんちゃん騒ぎが続いていた。

 

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こういう飾り付けもしてあった。微笑ましい。

 

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Nalapakaでドーサ。右下から時計回りにバタードーサ、プレーンドーサ、マサラドーサになる。バタードーサは、一見するとプレーンドーサのようだったが、お盆の右上にある白い塊がバターで、ドーサをちぎってバターにつけたりバターをつまんだりして食べる…のだと思う。バターといってもスーパーで売っているような黄色いアレとは違って、もう少し手作り感というか生感(なまかん)が漂うクリーミーなものである。しっかり塩味がついていてかなり美味しく。油断すると全部食べてしまいそうだったので、頑張って自制して半分ぐらい残しておいた。

 

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これはKara Bathという名前のもので、以前ハンピだかどこかに旅行したときに現地のホテルで食べてなかなか美味しいと思った記憶があるので、ここでも頼んでみた。詳しくは分からないけれども、おそらくウプマのバリエーションのひとつじゃないだろうか。ゴマのような香りと風味が遠くの方にほんのりと感じられ、油っぽいにも関わらずペロッと食べられる。

 

これにチャイ2杯と1リットルの水ボトルを加えて、合計で260ルピーだった。安いなぁ。

 

夜も10時過ぎまでずっと楽しげなどんちゃん騒ぎが続いていた。インドは本日も平常運転でござる。