お祭り

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会社のカレンダー上は特に告知がないけれども、今日は実はお祭りの日なのであった。なので職場のインド人も結構休んでいる人が多かった。しかし何のお祭りなのかはどうもハッキリしない。

 

昨日日記の更新をサボったことはひとまず忘れることにする。

近所のスポーツジム

の屋上で何やらドンチャカと大騒ぎしている。そういやなんかイベントの告知があったような気がするが、問題はそのジムの屋上が我が家のベランダから目と鼻の先にあることだ。例によってうるさくてかなわない。飛行機の中で使う耳栓がここでも活躍。まぁ、でも平和で何よりだ(適当)。

JPY,INR

最近のノートPC買い替え熱のせいで会社帰りに電機屋に立ち寄ってぼんやりノートPCを眺めるのが日課になりつつある。しかし何度眺めてもWindows用ノートPCがダサく見えてしまい買う気にならない。レノボのはかろうじてOKという気もするが,いま会社で使っている古くて遅いノートPCがレノボのものなのでやっぱり買う気になれない。

 

そういえば…と思って検索してみたら,インド・ルピー(INR)と日本円(JPY)の為替比率が 1 : 1.75 だった。つまり1日本円に対して1インドルピーは1.75円相当なのだ。日常生活ではまったく為替を意識していないけれど,僕が赴任した当初は1.65とか1.55ぐらいで,普段からそれを念頭に置いて換算していたので,そう考えると円安はかなり進行しているようだ。こっちで数万ルピー以上の買い物をする場合,これも考慮して日本版と比較したほうがよいのかもしれない。

ノートPCの調査

インド人の同僚が,年始に赤ちゃんが生まれたということで先週と今週の今日までずっと育児休暇を取っていたけれど,明日は出社するからという連絡が来た。まずはめでたい。いろいろ感想を聞いてみよう。

 

Windows用ノートPCの品定めに,退社後近所のOrion Mallの中の電機屋に足を運んでみた。そこで思ったことを何点か。本当は見たものの写真も撮りたかったけれど,さすがに配慮した。

  • HP,DELLAcerLenovoのものがあったけれど,こうやって眺めてみるとどれも見た目がダサいなぁと心の底から思った。購買意欲がまるでソソられない。自分はどちらかといえば実用性第一で見た目は二の次という人間だと思っていたけれど,意外と見た目重視らしい。
  • 値段はピンきりで,Acerのものなんかは安いけれど,HPやLenovoのものなんかは高いものはMacbook Proの似たスペックのものと同等かそれ以上かもしれない。今のMacbook Proを買って以来,電機屋でノートPCコーナーに行ったことがほとんどなくて,Windows用ノートPCは完全にコモディティ化して安くなっていると思いこんでいたので,ちょっと意外だった。
  • でもやっぱり見た目が…。
  • Let's Noteの軽さとMacbook Proの見た目とスペックを兼ね備えたノートPCが出ないだろうか。

なんとなく値段についてはWindows用ノートPCでも良いものはちゃんと高いことが分かったので,だとするとやっぱりMacbook Proだろうか…とまた悩みだした。ネット通販系でももうちょっと調べてみることにする。

買い替えの季節

しばらく前にAppleがバッテリーが劣化したiPhoneの性能を意図的に落としていた(そしてそのことを周知していなかった)ということがバレてAppleが謝罪と釈明に追われて,それでもフランスで検察が調査を始めたということでちょっとした騒ぎになっているけれど,こうなると自分のiPhone(2016年1月に購入した6s Plus)のバッテリーの状況が知りたくなった。

 

そういうわけで,その方面では有名らしいcoconutBatteryというアプリを自分のMacbook Proに入れて確認してみたところ,自分のiPhoneは大して劣化していなかったけれど,そのついでにMacbook Proの内容が見えた。

 

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バッテリーがフル充電でも新品の80.3%という話はともかく,製造年月日が2011年4月25日ということに驚いた。僕がこれを買ったのは2011年5月の終わりごろだったので,製造年月日=購入時期と考えても問題ないだろう。いま使っているMacbook Proが古くていいかげん遅すぎて困るということは以前の記事でもちょっと触れたことがあったけれど,もうそろそろ7年経つのだなぁ。買ってしばらくして埃をかぶっていたというのならともかく,毎日ちゃんと使っている状態で7年も使い続けているという人はけっこう珍しいのではないか。いいかげん元は取って余りあると思うので,そろそろ買い換えようかなと真面目に考え出してしまった。

 

でも,Apple製品はインドだと割高なのである。きっちり調べて計算したわけじゃないけど,目算と記憶だよりだとどの製品ラインアップでも日本の価格より1割以上高い気がする。じゃあひさびさにWindowsマシンにするか。あるいは,ごくごく安い標準的なノートPCにしてLinuxでも入れるか。

 

もうしばらく頭を冷やして考えます。

ヴァルカラあれこれ2

街を行く

ビールを買った街に日を改めてから再び行ってみた。歩いて。

 

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このずっと先のほうにその街がある。

 

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いきなりこんな看板を見つけた。こんなのどかなインドのリゾート地でこんな渋いものを見るとは。あと,みなさんかなり美人ね。

 

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さあ街になってまいりました。

 

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ビールやワインを扱っていそうな看板を発見。しかし,この奥の方に歩いていってもそれらしい場所を見つけることができなかった。外国の一見さんには分からないようになっているんだろうか。

 

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こんな感じでいろいろ賑やかではあるのだが,店はどれも単なる雑貨屋・アーユルヴェーダ系のドラッグストア・お菓子屋・宝くじ(?)屋といったものばかりでちっとも面白くない。やはりヴァルカラは純粋にリゾート気分に浸るのが一番だろう。

 

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こういう共産主義のシンボルをむやみやたらと見かけた。なんだろうと思ってあとで調べてみたら,ケーララ州は共産党が与党らしい。ほ〜。

 

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ちょっと小洒落たところで食事した。チキンカレーセットを頼んだらご飯が山盛り出てきてお腹がパンクしそうになった。また,炎天下を歩き続けて喉が乾いたので「Lime Juice」を頼んだら,一見爽やかな緑色の見た目に反して脳みそが砂糖漬けになって壊死するんじゃないかと思うような甘さで悶絶した。

 

まあ,こういう街なのだと分かっただけでも充分楽しかった。今後は海と本を満喫することに全力を傾けようと思いながらホテルに歩いて戻った。

 

 

おしゃれな喫茶店

最終日,11:00にホテルをチェックアウトしてから出発するまでの2時間の間に,初日に道をぶらぶら探索していて見つけた路上のおしゃれな喫茶店を訪ねてみた。

 

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こじんまりとしているが,落ち着いていて居心地が良い。欧米人のマダムたち5人ぐらいがコーヒーを飲みながらお喋りしていた。僕もバナナとナツメヤシのケーキにマサラチャイを注文する。その後コーヒーもおかわりしたが,全部で300ルピーもしなかった。安いなぁ。

 

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ここは店主が一人で切り盛りしているのだが,この店主がロバート・デ・ニーロに瓜二つで,英語も明らかにインド人のものではない独特の訛りがあった。とはいっても,とても聞き取りやすい丁寧な英語だったので,てっきりイタリアとかそのへんから来た人なのかと思って会計の時に訊いてみたら「ドバイから来たんだ」と言われた。ドバイか。ドバイね。人種っていうのはもう本当に見た目では分からんな。なお,その店主に「お前の国を当ててやろうか。日本だろう。英語の響きで分かる」と言われた。おみそれしました。「でもアジア人がこの辺に来るのはけっこう珍しいな。ヨーロピアンはたくさん来るけどな」とのこと。

 

ホテルは海岸の手前の崖の上にあり,中庭からそのまま海岸の砂浜に降りていける。

 

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中庭からこういう階段があって…

 

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こういう風情ある門をくぐったりしつつ…

 

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しばらく降りていくともう海岸。

 

以下,ひたすら海岸の写真が続きます。

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日光に直面しているので薄暗い写りになっているけれど,実際には雲一つない抜けるような青空です。

 

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パノラマ。うーむ,あまり雄大に見えないな。

 

滞在中は連日雲一つない快晴だったことに加えて,都市部と比べて空気も清浄なので空の碧さが実に鮮やかだった。そして,なんといってもこの海がアラビア海だというのが良い。この海を延々と進めばアラビア半島やアフリカ大陸の東端に辿り着けるのだ。最高じゃないか。

 

ただし,水はやや濁っていた。べつに汚染されているというわけではなくて単に透明度が低いというだけなんだけど,ガラスのように透き通った海を期待する人は素直にモルディブに行ったほうが良いだろう。

 

なにしろ人が少ない。砂浜にはポツリ・ポツリと欧米人が泳いでいたり日向ぼっこしていたり砂浜を散歩していたり,あとは地元の漁師たちが船や網の手入れをしていたり,という具合で,ゴミゴミしさゼロである。ここってもしかして凄まじい穴場なんではなかろうか。

 

飛行場

いつぞやのアーメダバードと同じで,飛行場は実に地味で設備も古臭かった。

 

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うーん地味。もちろんお酒は売っていないし,ゆっくり座って食べられるようなレストランもない。

 

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土産物屋でなぜか見つけたマーライオン。それで良いのかトリヴァンドラムよ。

 

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ラピュタとかに出てきそうなレトロフューチャーな雰囲気のオブジェ…と思ったが,たぶんリンガだろう。

 

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例によってフライトが遅れてしまったのだが,なんとお詫びだといって変な箱をくれた。開けてみるとお菓子と水の詰め合わせ。うーんやっぱり地味。

 

まとめ

ヴァルカラを敢えて日本のどこかに当てはめようとすると,真夏の熱海・伊豆のイメージだろうか。海水は伊豆のほうが遥かに透明度が高いけれど,ヴァルカラのほうは暖かくて水に入っていても寒いことがない。沖縄の石垣島とかもきっとこんな雰囲気なのかもしれないけれど,僕は残念ながら沖縄には行ったことがない。

 

とにかくのどかで平和,時間がゆっくりと流れるところなうえに,ご覧の通り町はごく平凡で特に見るべきものもないので,割り切って徹底的にのんびりと過ごすのが良いと思った。僕の場合は水をかぶったせいもあって半ば強制的にスマホ断ち状態になったけれど,これはこれで良かったのかもしれない。バンガロールからは近いところなので,また来てみようかと思う。