Bamburies

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しばらく前にMGロード沿いのBangalore Ham Shopという店で豚肉を買った記事を書いた。改めて読むとずいぶんベタ褒めしているが,実はあの後だんだん肉のダメさが分かってきて,そのあと食べ終えるのにけっこう苦労をした。あのときは浮かれていたので気づかなかったけれど,何回か食べていると臭みが強い部分に当たったりして,そういうのはどれだけ焼いても美味しくないのだ。

 

こういう悩みは駐在者はみんな持っているらしく,普通はみんなタイあたりに買い出しに行く。Yさんは奥さんに頼まれて日本出張の時にスーツケース2個ぶんに大量の冷凍肉を詰めてインドに持っていったことがあるという。スーツケースの内側に100均ショップで買える保冷シートを敷き詰め,空港に向かって出発する直前に冷凍庫から肉を出してスーツケースに詰めるという作戦だったそうで,これだと「インドの家に着いたときはさすがに肉は解凍状態だったけれど,それでもまだぜんぜん冷たかった」のだそうだ。また,Hさんの場合は実家の近所に個人商店の肉屋さんや氷屋さんがあり,そういうところにお願いして冷凍肉を発泡スチロールに詰めてもらい,さらにドライアイスを買って保冷剤にするのだという。スーツケースの隙間からドライアイスの煙が出て空港で怪しまれるんじゃないかと思ったら,特にそういうことは無いのだそうだ。なお,Hさんによればビニールの袋に入った再利用可能なジェル状の保冷剤は全然ダメらしい。

 

そんなわけでみんな苦労しているわけだが,あるとき別のHさんから「Bamburiesっていう肉屋があって,あそこはけっこう良いよ」と教えてもらった。Bangalore Ham Shopと違って,こちらはちゃんと公式のウェブサイトもある。

 

そういうわけで14日の日曜日に行ってきて,今週の弁当にはその肉で作った焼肉を詰めている。特に臭いこともない。これは良かった。

 

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メニュー。なんといっても二列目上部にある「Buta Bara Usugiri」と「Ushi Bara Usugiri」,そして左下にある「Maguro」や「Tako」に注目したい。もっとも僕は魚介類にはまったく興味がないのだが。とはいえ塩鮭なんかは大好物なので,家にオーブンがあればノルウェーサーモン(Norwegian Salmon)でそういうのを作れるのになぁ,とちょっと残念である。

 

店の中はBangalore Ham Shopと違って非常に清潔なのが良かった。というか入り口のすぐ目の前にカウンターがあり,その内側はひたすら巨大な業務用冷凍庫が並んでいて,あらゆる肉が丁寧に包装された状態で冷凍されている,というだけの,非常に割り切った構造だった。店に入った瞬間にレジとおじさんがいるような状態なので店の中の写真を撮るのがちょっと気まずくて撮影できず。

 

行きはメトロでMGロード駅まで行ってから2kmぐらい歩いて店に行ったのだが,カチカチに冷凍されているとはいえ肉を持って暑い日差しの中を歩く気になれず,Olaを使って帰った。

 

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買ったのはButa Bara Usugiri 250gとPork Belly Boneless 250gで,合わせて1000ルピーぐらいだったかな。日本で同じ重量の肉を買うよりも少し高いかもしれない。Pork Bellyを買ったときには「With skin or without skin?」とわざわざ確認してくれた。とうぜん皮なしを購入。皮が美味しいという人がいるのも分かるけれど,僕は前回のBangalore Hap Shopのときに懲りた。

 

もう何日も食べているけれど,今のところマズいとか臭いと感じることもない。今度こそ当たりであってほしいなぁと思いつつ,また来週日曜に買ってきます。