ワールド・ウォーZ,Zombieland

久しぶりに朝からジョギング。そのあと例のボルダリングのジムに行こうと思ったけれど,7kmぐらい走ったらヘロヘロになってしまい,行く気がゼロになった。

そういうわけで洗濯やら料理やらを終えた後,例によってAmazon Primeで映画を観まくる。今日はワールド・ウォーZとZombielandというやつを観た。どちらもゾンビものです。我ながらほんと好きだな,ゾンビ。

 

ワールド・ウォーZブラッド・ピット主演で,観たことはなかったけれども,ゾンビものだということは知っていた。映画を観た後でウェブを検索して知ったことだけれど,日本での公開前の宣伝では,ゾンビものだということは徹底的に隠して宣伝されたらしい。「ブラピ主演!」ということだけで観にいった人たちは唖然としただろうな。内容は面白くて,最初から最後までトイレにも行かず一気に観た。しかし,そのあとウェブで検索すると,腐したりバカにしたような感想を書いたページばかりでびっくりした。だいたいみんな「前半は良かったけど後半は…」というノリで書いていて,後半の場面にいちいちケチつけているんだけれど,みんなそれほどまでに観賞中にあれこれ考察しながら観ているものなのか。単純で何にでも引き込まれる僕には信じがたい。

 

そのあとZombielandというやつを観た。これはタイトルすら聞いたことがなかったもので,ゾンビという言葉だけに注目して選んだら非常に頭の悪い映画で楽しかった。

 

そういえば,先日観たものといい,今日観たものといい,どれもこれもゾンビが全力でダッシュしてきたり金網をよじ登ったりしていたけれど,いつの間にゾンビってこんなに運動神経良くなったんだろうか。

地震

定時になって帰っていったインド人がすぐに引き返してきて「おい、日本で地震あったのか?」と言ってきた。なんのこっちゃと思ってYahoo!ニュースやasahi.comやらを見ても地震の地の字もなし。気象庁のサイトを見ても10月3日ごろに地方(場所忘れた)で震度3の地震があったという情報が最新だった。う〜むどういうこっちゃと思っていたら、そのインド人が英語のニュースサイトの記事を見せてくれ、そこには確かに1時間前の記事として「福島近辺の海でマグニチュード6」と書かれていた。さらに読んでいくと「人的被害は無い」とあってちょっとホッとした。

 

その後少し経って、やっと主要なサイトにも日本語の記事が出てきはじめた。海外サイトの方が報道が早いってのは一体どういうことなんだ?

大雨

午後はずっと雨降り。スッキリしないなぁと思っていたら、近くのインド人が「街の反対側がエラいことになっとるぞ」と写真を見せてくれた。それを見るといつかのムンバイのように道路が冠水してた。驚いてニュースを検索したらいろいろ出てきた。

 

Heavy rains lash Bengaluru again, cause traffic snarls across city | Bengaluru News - Times of India

 

幸い職場のある地域は新興開発区域だけあってこんなことにはなっていないが、そのインド人曰く、いま冠水している場所はもともと湖を埋め立てたところで、古い区域なので排水設計がぜんぜん為されていないらしい。なるほどなぁと思いつつ、あー野良犬や牛のウンコとかションベンが溶け込んでるんだろうな〜と想像して一人でどんよりした。

インドの言葉は分からぬ

朝,寒くて背中が震えて目が覚めた。温度計で窓の近くを測ったら18℃。これは涼しい。気をつけないと風邪引くな…とパンツ一枚のまま思った。

 

Amazon Primeの映画の品揃えの中にはインド映画もたくさんある。「インド映画」というと日本では歌って踊ってばっかりな映画だけ紹介されるのでその印象が強いけれど,実は真面目だったり深刻だったり落ち着いたムードの映画も多いので,僕はむしろそっちのほうが好きである。こういう映画にきちんと字幕を付けて,たとえばアップリンクみたいなところでどんどん上映すればそういうインド映画の良さも日本でどんどん広まると思うのに,もったいない。

話が逸れた。そういうわけで,こういう映画を片っ端から観ていけば,もしかして耳が馴れてインドの言葉も話せるようになるかもしれない…少なくとも聞き取りができるようになるかもしれない,と考えた。シュリーマン戸田奈津子さんはとにかく浴びるように外国語を聞いたり書いたりして,物量で頭や感覚を埋めていくような勉強をしたらしい。自分もこういうことができないだろうか,という発想です。

 

そして,始めて30分で諦めた。マジで何を言っているかぜんぜん分かりませんえん。シュリーマンは超人だな。さらに,日本だとこんな人もいる。こういう人たちにボリウッド映画を見せて,どんなふうに訳すのかを見てみたい。

ラスベガス銃乱射事件

ラスベガスで銃乱射事件。ただでさえ酷い話なのに、報道によると400m近く離れたところから無差別に狙われたということらしいのでますます恐ろしい。映画「ダーティハリー」で、快楽殺人者である悪役が高層マンションの屋上から眼下の人をライフルで撃ち殺す場面をフッと思い出したけれど、今回の事件は59人が殺傷され500人以上が負傷したとのことであまりにも規模が違いすぎる。職場の人がわずか10日ほど前に犯行現場だったところのごく近くにいたので、まさしく紙一重だった。

考えてみれば、インドでは暴動や婦女暴行の話はあっても、こういう無差別大量殺人のような話は聞かない気がする。こっちで道を歩いていて怖い思いをしたことがない。国民性(と一括りにできない国だけど)の違いなんだろうか。

キャスト・アウェイ

今日はガンジー生誕祭なので会社は休み。そしてお酒が飲めないドライ・デーでもある。といっても,昨日だいぶ呑んだので今日は特にお酒はいらない。そういうわけでジョギングしたり買い物しつつ,午後は例によってAmazon Primeでひたすら映画を観ていた。これ本当に安上がりでいいな。

 

まず「アルカトラズからの脱出」を観た。なかなか手に汗握る映画で,新旧逆だけど「ショーシャンクの空に」のハードボイルド版という印象。とはいえ,古い映画だからか終わり方が割とあっさりで余韻はあまり無かった。

 

次に「パンドラム」を観た。これは以前にもHuluで観たことがあるけれど,雰囲気が好きな映画だったのでもう一回観てみた。エイリアン(一番最初のやつ)のスケールを大きくしたようなホラーで,超巨大な宇宙船の中で主人公が冷凍睡眠のポッドから不意に目覚めるというところから話が始まる。興行的には失敗だったらしいけれど,胃がキリキリするような恐ろしいホラーで,かなり面白かった。閉所恐怖症の人はたぶん冒頭の15分ぐらいでダメだと思う。

なお,今日は祝日だからてっきりメイドさんは来ないものだと思っていたらこの映画の途中のあたりでちゃんとやってきた。それは良いのだけれど,ちょうど化物が現れて脇役が阿鼻叫喚の中で悲惨なことになっている場面だったので,なんだか「うわこの人昼間っからこんなの観てる…」って引かれそうな気がして,恥ずかしいのでいったん観るのを中段して適当にネットサーフィンして誤魔化した。僕は無駄なところで他人の目を気にする。

 

そして,最後に「キャスト・アウェイ」を観た。これ,社会人になって2年目の終わり頃に日本でも公開されてけっこう話題になっていた記憶があるけれど,当時はいわば新人時代の総仕上げといった状況で火を吹いていたことに加えて,映画よりもTVゲームに没頭していたので,気にしつつもスルーしてしまっていた。そういうわけでトム・ハンクスが主演だということと無人島のサバイバル映画だということ以外にはいっさいの前知識が無い状態で観てみたら予想外に面白いうえに不意打ちで繰り出してくる泣かせシーンが強烈で,薄暗い部屋の中で目から涙がボロボロ出てきて止まらなかった。

観終わった後でなんとなく世の中の評価を知りたくなって検索してみたら「長すぎる」「テーマが分からない」「Fedexとウィルソンとのタイアップがダメ」「常識感が鼻につく」といったぐあいにクソミソに書いてるページやコメントが目について衝撃を受けた。あれを観てそんな感想を持つ人たちもいるんだなぁ。長いっていうのは確かに同意だけど。とにかく誰が何と言おうとこの映画が今日観た中で最高に面白かったので今日の日記のタイトルに決定。ウィルソン!ウィルソーン!!アイムソーリー!!!

 

英語版Wikipediaキャスト・アウェイのページに目を通していたら,「Fedexがこの映画のラストをパロディにしたCMを作った」という豆知識が書いてあったので検索してみたら超面白かった。


Castaway delivery man: the end of the series

ボルダリング(入会編)

目が覚めたら10:00前だった。慌てて着替えてシェラトンに行ったけど,残り時間が少ない上に激混みだったのでロクなものを食べられなかった。仕方ない。これは自分が悪いのだ。その後家に帰って歯を磨き寝転んだら二度寝してしまい,目が覚めたら14:00ぐらいだった。あーもぅ!と思いながらAmazon Primeでまた映画を観る。今回はアメージング・スパイダーマンが目についたので観てみた。やっぱり面白いな,アメコミの映画は。

 

気が付くと17:00をとっくに過ぎていたような状態だったけれど,このまま日曜が終わるのもなぁと思って,以前からなんとなく興味があったボルダリングのスタジオを視察してみることにした。Google Mapsで「Bouldering」と入れるといくつかヒットするのだけれど,その中でも特にEquilibrium Climbing Stationというところが目についたので,そこに行ってみることにした。メトロのお陰で40分ちょっとで着く。おまけに付いた先の駅からの歩いて3分ぐらいの距離。つくづく電車という乗り物は素晴らしい。

 

…がしかし,入り口が見つからない。看板があるビルは目につくのに,どうやって行けばよいか分からない。ちょっとうろうろした挙句,その店に電話してみると「地下駐車場に降りていってすぐの所にエレベーターがあるから,それに乗ってくれ」と言われた。そういうわけで地下駐車場に降りていくと…:

 

f:id:amaken1976:20171002003600j:image

いや〜ん怖い。ゾンビ映画だったら,あの曲がり角を覗き込むとちょうど2〜3匹ぐらいのゾンビが殺したての人間の死骸にかじりついていて,それを見た主人公たちが叫び声を上げてしまってゾンビに気づかれ一目散で逃げ出す,みたいな場所だな。なお,後で知ったのだが,薄茶色いドアはエレベーターだった。まるでそんな風には見えなかったので最初は単にその奥に守衛所でもあるのかと思った。

 

f:id:amaken1976:20171002003611j:image

エレベーターが無いと思ったので,ドア横の階段をひたすら登ってみる。上の写真はフラッシュを炊いているから明るいけど,実際には照明ひとつなくて真の暗黒。ぶっちゃけ帰ろうかと思ったのだけれど,上の方から賑やかな話し声がほんのり聞こえてくるので,頑張って登ってみた。

そして登りきった先にはちゃんとボルダリングのジムがあった。ジムの受付にいた兄ちゃんに「初めてなんだけど興味があるのでやってみたい。できる?」と訊いたら「もちろん」という返事(←当たり前)。いろいろ親切に教えてくれ,基本的に動きやすい服でくれば良いだけ・機材はぜんぶジム側で貸し出してくれる・シャワー室もロッカーもある,ということだった。受付のすぐ奥にさっそく体育館っぽい場所があって,10歳ぐらいの女の子とその父親らしき人が楽しく登っていた。最初に会員登録をするようにと言われ,このジムのウェブサイトにある登録手続きのページでスマホから会員登録を済ませる。登録内容を記載して提出ボタンを押すと,なぜかページを読み込めませんでしたというようなエラーが出てしまうが,受付の兄ちゃんにそのことを告げるとキーボードを叩いて名前を検索し,ちゃんと登録されているから大丈夫だということになった。「さっそく今からでもやってみるか?」と言われたのでちょっとやってみようかとも思ったけれど,ジーパンだったので「辞めとく」と言ったら「俺は普通にジーパンでやるときもあるから大丈夫だ」と言われた。確かにやってやれないこともなさそうな気がしたけれど,それにしてもいきなりなので「今日はまだReadyじゃないから」と言ったら,笑いながら「まあ,いつでも来な」と言われた。

 

f:id:amaken1976:20171002003839j:image

f:id:amaken1976:20171002003847j:image貰ってきたパンフレット(上下逆に写してしまった)。じっくり読むとしよう。

 

さて,Google Mapsを見ていて偶然気づいたのだけれど,この店の近く,メトロの駅を挟んで正反対の方向に,ビールを醸造しているマイクロブルワリーの店があることに気づいたので,夕飯がてら行ってみることにした。もう19:00を過ぎており,空はすっかり真っ暗になっていた。とはいえ,非常に賑わっている界隈なので危険は全く感じない。Equilibriumを後にして10分ほど歩くと目的の場所が見えてきた。

f:id:amaken1976:20171002003624j:image

f:id:amaken1976:20171002003639j:image

激混みもいいところで,店の外にまで人が溢れており,インドの若者が過半数といったところだった。あとは中年のインド人達が友人同士や家族で来ていたり(子供もOKな場所)して,客層のほとんどは現地の人たちばかりだった。デートと思われる若いカップルも多い。そんな中に,寂しそうな白人のサンオツ一人や,僕のような場違いアジア人が一人(=僕だけ)混じっているというような感じだ。

激混みなので入り口のカウンターで入店整理しているようなありさま。店員に訊くと「テーブル席がほしいなら1時間以上待つことになる」と言われた。それは困った。なんとなく店内を観ると,狭いカウンターはちらほら席が空いているようだったので店員に確認したら「カウンターで良いなら,好きな場所に座って良い」と言われた。独り者はこういう時に身軽で助かる。

 

f:id:amaken1976:20171002003650j:image

トマトとオレンジ(!)のスープ。トマトのコクとやや甘い柑橘類の酸味が効いていて,意外なほど美味しい。あっという間に飲んでしまった。

 

f:id:amaken1976:20171002003659j:image

もう飲み干す寸前だけど,いわゆるIPL(India Pale Ale)。ホップが効いた強い苦味が特徴。僕はこういうのが好きである。

 

f:id:amaken1976:20171002003713j:image

ムサカというやつ。ギリシャ料理とかトルコ料理といった地中海料理に良く出てくるメニューだけど,この店なりのアレンジなのか,パスタ素材はぜんぜん使っていなくて,薄切りの茄子とボロネーゼソース(←牛肉・鶏肉・ベジから選べる)を重ねたものの一番下に,リゾット風のお米が詰まっていた。これがまた美味しい。

 

f:id:amaken1976:20171002003722j:image

ベルギーのなんとかかんとかというビール。これもフルーティーで美味い。

 

食べ物も飲み物も美味しいのだけれど,途中でどこからともなくポタッ…ポタッ…と水が降ってきた。初めは二階席のやつが酔っ払って悪さしているのかと思ったけれど,何気なく上を見て,それが雨だと分かった。15mぐらい上,吹き抜けになっている屋根は半透明のプラスチックのカバーを被せた作りになっていて,その隙間から雨が漏れもんでいるのだった。こりゃかなわんということで,早々に支払いを済ませて退散することにする。会計をお願いしたら1600ルピーぐらいだった。相変わらず安くて助かる。

 

店の入口に出てみると予想外の土砂降り。しばらく雨宿りしていたけれど,まるで止みそうにないので,ずぶ濡れになる覚悟を決めて店の外に出た。帰ってきた今もまだ雨が降っている。とりあえずシャワー浴びてサッパリすることにします。