銀行に旧札を入金

12月7日にバンガロールに戻っていたのだけれど,約2週間の日本滞在でこの日記を書く習慣がすっかり途切れてしまったので,更新するのがなかなか億劫だった。そろそろまた本気出す。

 

さて,12月9日(金)は,日本滞在中に地下バンク業務によって集めた旧札,しめて47500ルピーをこちらの銀行口座に振り込むため,午後半休を取得して銀行に出かける。ドライバーは会社経由で手配したものの,このドライバーがなんとCitibankの位置をきちんと把握しておらず,似たようなところを巡回し始めた。おかげで車酔いで気持ち悪くなってしまった。さいわいこんなこともあろうかと地図情報を印刷してきていたので見せてあげてなんとか事なきを得る。それでもたかだか10km程度の距離に1時間も掛かってしまった。

 

で,車から降りて銀行の入口に行くと長蛇の列になっていた。

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これは20分ぐらい並んだあとで撮ったものなので,とうぜん僕の後ろにもズラっと人が並んでいる。考えてみればインド人がこんなにきちんと行列を作っているのは珍しい。やっぱり守衛なり案内人なり,仕切る人がいるのは大事だな。

 

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あまりに手持ち無沙汰なので目についたものを思わず撮影してしまった。これ,何が起きているか分かるでしょうか。

 

バンガロールは電柱が少ない。僕が住んでいるところでは全くといっていいほど見かけない。もちろん皆無というわけではないけれど,ほとんど見かけないと考えていい。じゃあ電気はどうやって引っ張っているのか?電線を地下に埋めている…なんてことをしてるわけではなくて,こうやって太い木を使って張り巡らせているのだった。立派な樹もこうやって電線でがんじがらめになってしまう。日本では見かけない光景だろう。

 

そうこうしているうちに1時間ぐらい並んでようやく建物の中に入れた。ここからまた要領が分からなくてまごまごしていたら,後ろに並んでいた恰幅のいいおじさんが親切かつ丁寧に教えてくれて助かった。丁重にお礼を言って手続きを進める。そうして銀行員に渡された書類に必要事項を記入し,番号カードに書かれた番号の呼び出しに従って窓口に行き,「PANカード」(いわゆる納税者であることを証明するカード)を見せて書類と紙幣を渡すと,あっけないほど簡単に手続きが完了した。あとでスマホにもSMSで振込完了のお知らせが届いた。並ぶのは苦痛だったけど,いざ手続きが始まればあっという間だった。助かった。それでも銀行を立ち退くときには17時になっていた。

 

そして渋滞にハマりつつ直帰。インド帰国後初のDistrict 6で一杯やって帰宅。