電気代

朝:オートミール(チアシード・バナナ)

昼:社食カレー

夜:自炊カレー,味噌汁,キャベツの浅漬け

 

今日でバナナを食べ終わったので仕事帰りに買うか…と思ってたのに忘れた。うーむ。そういえばチアシードもそろそろ終わる。うっかりしていた。明日は素のオートミールで凌ぐことにしよう。

 

特にネタが無い日は過去の出来事の在庫を使うことにする。

たしか去年の11月だったろうか。マンション1階の受付で電気代の領収書を受け取り,部屋に戻って確かめると,普段は1000ルピーぐらいなのに,その時に限って12000ルピーを超えていた。10倍以上だ。びっくりしすぎて思わず領収書を取り落とした。そんなに無駄遣いしているだろうか?しかしどんなに記憶を巡らせても思い当たることは何もない。基本的に僕は自分がいる部屋しか電気を付けない主義だし,ベッドに寝っ転がってスマホを眺めているような時はそもそも電気を消していたりする(だから夜になると家の中は基本的にほぼ真っ暗)。テレビも回線契約をしていないので番組が見れないから電源を入れたことがないし,エアコンも入居してから一度も使っていない。常時電気を食っているものとなるとノートPC(それでも普段はスリープモード)と冷蔵庫,あとはWi-Fiルーターぐらいだろうか。それはいつものことなので,いまさらそのせいで電気代が跳ね上がるとは思えない。

 

ここでちょっと冷静になって領収書を読み解く(印刷がズレまくっているうえに掠れているので超読みにくい)と,なんとなく部屋番号が違う気がしてきた。13階の02号室なので「1302」とあるべきところが「1602」と印刷されている…ように見える。そこでまた受付に戻って確認させたら,やっぱり間違いだったと判明。正しい領収書を受け取ると,982ルピーだった。ほら平常運転じゃん。というわけで一件落着した。

 

それにしても12000ルピーか。日本円にすると20000円近い金額になるけれど,そんなにも電気を使うっていうのはどういう家なんだろうか,と思わずにはおれなかった。日本人の家では業務用の巨大なアイスボックスを設置している人がいて(保養休暇で買い込んできた肉類や冷凍食品をたっぷり保存しておくため),そういう人たちの場合は電気代が馬鹿にならないという話を聞いたことがあるけれど,そのパターンだろうか。

 

と,この記事を書いている今も部屋全体が真っ暗です。

クリケットの話

朝:シェラトン

昼:コーヒー

夜:自炊カレー,キャベツの浅漬け

 

2週間ぶりにシェラトンに行ったら,ウェイターのお姉さんとお兄さんに満面の笑みで「Welcome back!」と言われた。気恥ずかしいけど嬉しい。パンケーキを焼いてくれるサービスがあったので2枚お願いした。メープルシロップをかけてくれて,コクのある甘みがとても美味しい。

 

さて,以前会社の企画で遊んだクリケットについて細かく解説したい。言葉だけだとイメージが湧かないだろうから図解を試みてみる。なお,これは会社の試合向けに(かつクリケット音痴な日本人も考慮して)グッと簡略化されたルールに基づいたものであって,プロの試合では遥かに細かく複雑に規定されたルールになっている。それでも本質的なところは共通しているだろうから,クリケットとは概ねこんなゲームなんだなと理解してください。

 

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守備側の目的は「ボールをバッター背後の3本の棒に当てること」,攻撃側の目的は「ピッチャーのボールが3本の棒に当たらないようにバットで防ぎ,そのボールが守備メンバーに拾われて3本の棒に当てられないうちにベース(緑色の領域)をできるかぎり往復する」というもの。

 

アウトの条件は:

  • ピッチャーの投げたボールが3本の棒に当たってしまう,
  • 振ったバットが棒に当たってしまう,
  • 打ったボールがフライでキャッチされてしまう,
  • 走っている最中にボールを3本の棒に当てられてしまう,

のいずれかになる。

 

バッター(攻撃側)はバットを大振りする必要はぜんぜんなく,とにかくボールをバットに当てて適当な場所に弾き返し,守備側がボールを拾っている間にベース間を走れば良い。片道を走りきれば1点扱い,つまり2人のランナーが同時に走る(往路側と復路側)ので,1回走れば2点入るという勘定になる。この2人のランナーで打順を回す。

ただし,ゴロであれノーバウンドであれ,グラウンドの外にボールが出ればホームラン扱いで自動的に点が入る。ゴロなら4点,ノーバウンドなら6点(だったかな)。そういうわけで,ホームランや爽快感を狙って思いっきり振る人も当然いる。

 

ざっくり言うと以上の通り。以下,野球と比較して感じた差異や思ったことをつらつらと挙げる。

  • ピッチャーはやたらとギクシャクした動きで,5mぐらい助走をつけながら右手を真っ直ぐに伸ばして,3本の棒に目掛けて地面にワンバウンドさせてボールを投げる。投げ方は常にオーバースローで,ちょうどソフトボールの投げ方(アンダースロー)の正反対というイメージ(かつ助走つき)。
  • バッターにはストライク・ボール・ファウルといった概念は無し。3本の棒にボールが当たらないかぎり,何度でも打ち続けられる。ピッチャーがノーコンで棒になかなか当たらないと,いつまでも同じ打席が続く。ただし,棒の背後にいる守備の人がそのボールを受け損ねたら,その隙にスチールしてもOKらしい。
  • 攻撃側の人の体にボールが当たってもそれは問題なし(アウトとは見なされない)。とはいえ,プロの試合では堅いボールを使うので,プロのバッターはみんな野球におけるキャッチャーみたいな重装備で防御している。
  • 野球のような9回裏表までといった考え方はなく,ボールを一定数投げることで試合終了になる。今回の試合では1チームあたり120球だったか150球だったかな。
  • 何アウトになれば攻守交代になるのか良く分からなかった。2アウトか3アウトぐらいだと思うけど,一方で投げられた球数によって交代になってたような気もする(訊いてみようと思ったときに打順が回ってきたのでそのまま確認するのをすっかり忘れてしまった)。
  • 攻撃側は同時に2人がマウンドにあがり,この2人でずっと攻撃を回す。どちらかがアウトになればそのアウトになった人と入れ替わりに待機メンバーが出てくる。一方で,アウトにならない限り同じ2人による往復がずっと続く。その間,ベンチの待機組はまったく出番なし。前回の記事で「暇な遊び」と書いた理由はここにある。

 

こんな感じの,非常にのんびりした悠長な遊びだった。国民的スポーツなのでインド人には本当に申し訳ないし失礼だと思いつつ敢えて書くと,なにしろのんびりしているので,プレイするにしても観戦するにしても退屈だなぁと感じた。守備側の立場で見ると,基本的にはピッチャーだけがひたすら疲れて,他の守備者は基本ずっと暇。自分の所にボールが飛んできたら,とにもかくにもホームランにならないようにキャッチするなりなんなりしてボールを拾い,ホーム側に投げ返すだけ。攻撃側も,アウトにならない限り着実に点数が積み重なるので,野球のようにガツガツ走ろうとはせず,片道を走り終えたらそこで止まるケースがほとんどだった。野球は隙あれば盗塁を狙ったり,できるかぎり二塁・三塁を狙って走ろうと頑張るけど,クリケットはそういう貪欲さは見られない(気がした)。こののんびりした感覚は,まさにイギリス発祥の紳士のスポーツだからだろうか。

 

なお,野球の考えが頭にあるのでついつい打者側を「攻撃」,ピッチャー側を「守備」と表現してしまったけれど,ボーっと試合を観察していると,「3本の棒にボールが当たらないようにバットで防ぐ」ということから打者側が「守備」だなぁと感じた。同様に,ピッチャー側は「棒にボールを当てて相手を負かす」という点から,彼らのほうが攻撃していると見なせるかもしれない。なんとなく,中世の戦争における攻城戦みたいなイメージが湧いた。棒が城で,ピッチャー側は投石機で攻めてる,みたいなの。同様に,ピッチャーやバッターという用語もクリケットの呼び方ではない。クリケットでは,野球のピッチャーは「ボウラー」,バッターは「バッツマン」と呼ぶ。 

 

日本人はこんな調子でずっと暇を持て余していたけれど,インド人たちはベンチ側にいるメンバーが拡声器でジョーク交じりにばんばん実況したり囃し立てたりして大いに盛り上がっていた。Yさんが「…インド人に向いてるスポーツだと思いますよ。いや,ほんとに…」とボソっと呟いた。

 

しかし,こういう盛り上がりも最初の2試合だけで,3試合目にもなるとインド人たちもみんなテンションが下がって徐々に静かになっていた。まあ,やっぱり疲れるし飽きるよね。ビリが確定した段階でさっさと帰っちゃった人もいたし。プロの世界だと1試合で数日掛かることもあるらしいし,つくづくのんびりしたスポーツだ。

 

野球の感覚を引きずるとどうしても暇に思ってしまうけれど,一方でルールが肌で分かったのは本当に良かった。よくスポーツバーで放送しているクリケットの試合も,今後はもう少し身近な感覚で鑑賞できる気がする。

 

さて,ここまで書いておいてなんですが,試しに検索してみたら,非常に分かりやすく解説しているサイトがあったので,こちらも併せてお読みください。真ん中あたりからクリケットの話が書かれています。

日本人会コーラスグループの音楽会

朝:自炊ハヤシライス+ペンネ

昼:オートミール(チアシード・チョコ入り),オレンジ

夜:外食(イタリアン)

 

朝は残りのハヤシライスを片付けようと思って,なんかの折に懸賞で引き当てた(もう何だったか全然憶えてないけど)パスタにかけて食べた。美味しかった。

 

本日,日本人会のコーラスグループのコーラス披露があるということで,午後から会場に向かう。会場はVia Milanoというイタリア料理点で,バンガロール市内のかなり下(南)部分にある。Goolge Mapで見てみると自分の家から12kmぐらい離れているように見えた。16:30から始まるので,余裕を見て1時間前の15:30に出発したら,意外と道が混んでいる。ドライバーに訊くと「今日は航空ショーの最終日だからな」という。そうだ,以前も書いた航空ショーが開催されているのだ。ドライバーによると,今日が最終日で,しかも入場料無料だから,みんなが押しかけるのだそうだ。しまったなーと思いつつ辛抱強く車に乗って待っていると,ドライバーが道に迷い始めたらしく「場所分かるか?」と訊いてくる。おいおい車の手配をお願いするときにちゃんと住所まで教えたでしょ,と一瞬カチンと来るけど,我慢してナビゲーターになってあげることにした。けっきょく15分ぐらいロスして1時間半ぐらいかけて会場に入る。

 

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非常におしゃれで清潔なイタリア料理店で,貸切状態になっており,テーブルは撤去されて観客席用の椅子が並べられていた。本来の開始時刻にちょっと遅れてしまったけれど,どうやらまだ始まっていないらしい。インド時間で動いてくれていて本当に良かった良かったと思いつつ席に着く。周囲は知らない人ばかりだったけれど,たまたま同じ会社のHRDさんもいらっしゃったのでひとしきり会話していると,そのうちにコーラスが始まった。日本・欧米いろんなところの合唱曲を織り交ぜて1時間程度で終了。人数は男女半々で合計30人ぐらいのグループで,とても本格的。人の入れ替わりはそれなりに多いけれどもなかなか歴史のあるグループで,どのメンバーも驚くほど実力派。バンガロールでこんなに凄いコーラスを聴けるとは思わなかった。

 

その後は懇親会になり,酒を飲まない人は1500ルピー,酒を飲む人は2500ルピーを払って,飲み放題付きのイタリア料理コースを食べまくる。ついでに隣り合った人たちとも名刺交換。それにしてもバンガロールにはいろんな日本企業の人がいるなぁと痛感する。中には以前の務めていた会社で早期退職の公募があった時に若くして志願して退職金をもらい,それを使って世界一周旅行をやって欧州〜アジア〜アメリカ大陸と旅して周り,特に南米をくまなく旅して回り,その後自分で会社を立ち上げて,いまはインドに進出できるかどうか調査中という人もいた。周囲の人の話もみな面白くて,飲み食いしながら会話が弾む。みんなインドで文化の違いに苦労しているのは同じ。

 

良い感じに酒が回ってきたので,酔いつぶれないうちにと21:00ごろに退席。この判断は正解だったと思う。あと30分もいたら,おそらく潰れていただろう。

 

インド全体のことなのかバンガロールだけの事情なのかは分からないけれど,イタリア料理のレベルが高い。何を食べても美味しい。スパイスに疲れたらイタメシを食うのも悪くない。

採用インタビュー2

朝:オートミール(チアシード、チョコレート入り)

昼:社食カレー

夜:外食

 

以前も実施したインタビューを今日も実施した。実は前回の日記の時から今日までの間にもすでに何回か実施していて、今回は四度目、あるいは五度目になるだろうか。もちろん人は毎回違う。

 

これだけインタビューを重ねてきてつくづく思うんだけど、まーインド人というのは本当に自分の言いたいことを言うってことに全力を傾ける人たちだなと。その裏返しで相手の言っていることには1mmも興味ナシだな、と。彼らにとって会話とは自分が一方的に発信することなんだな、と。これは会議なんかでも同じで、しかもインド人同士でもそんな調子だから、インド人同士が議論し始めると収拾がつかない。そういう場に居合わせたことのある人はみんな理解できるだろう。

朝:オートミール(チアシード、バナナ、コーヒー少々)

昼:社食カレー

夜:外食

 

今日はオートミールにインスタントコーヒーを少し入れてみた。飽きそうな気配があると変化球を繰り出してみる。

 

外食で食べたナチョスが思いのほか辛くて滝汗状態になってたら、ウェイターのおじさんがティッシュを持ってきて「大丈夫か?具合悪いのか?」と心配してくれた。「いや、スパイシーなだけです」と答えたら「なんでぇ」って顔をして笑ってた。

新入り

朝:オートミール(チアシード,チョコ入り)

昼:社食カレー

夜:自炊ハヤシライス,キャベツマヨネーズ掛け

 

日記は毎日だいたい夜9時から10時過ぎに書いている。すると日本時間ではすでに翌日になっていたりする。そしてはてなブログはどうやら日本時間基準で日付が表示されるので,たとえば昨日のバレンタインデーの日記も2月15日付けになっている。別に気にすることじゃないと思うけど,なんか残念。

 

現在関わっているプロジェクトに新入りがやってきた。新入りといっても他社からの転職であって,社会人的には充分ベテランの部類。さらにいうと,うちの会社に所属するわけではなくて,あくまでもパートナー会社に所属する人なので,扱いが難しい。とはいえ,しばらく一緒に席を並べて仕事をするので変な垣根は作らずに対応することにした。仕事内容・現在のプロジェクトの状況・彼に期待することを説明して仕事を与え,その打ち合わせが終わったらコーヒー飲み場とかトイレとか事務手続きのことなども教えてあげる。

それにしても,インド人はみんな立派な髭を生やしているので年齢の見当がつかない。顔つきは若いのでたぶん30歳そこそこじゃないかと思うのだけど。

バレンタインデー

朝:オートミール(チアシード+バナナ入り)

昼:社食カレー

夜:自炊ハヤシライス+きゅうりの漬物

 

社食カレーはいつも4種類(A,B,C,Dコース)あって,そのどれにもロティというかチャパティというか,そういう小麦系のものが主食として付いてくるのだけれど,今日はAコースの主食がなぜかパンになっていた。バレンタインデーだからか?ぜんぜんバレンタインデーっぽくないけど。

バレンタインデーということでこちらでもそれなりに盛り上がってはいるけれど,別に日本のように女が男にチョコレートを送るといったイベントは無し。フロアに庶務担のお姉さんがいるけれど,職場の男衆に義理チョコを配るみたいなことも当然なし。このほうが気楽でいい。夜,オリオンモール前の広場にステージを組んで大いに盛り上がっていたけれど,見に行こうと思いつつ面倒くさくなって見過ごしてしまった。

 

日本の相棒から小包が届いた。いろいろ差し入れてくれていたので味見しているうちに止まらなくなった。やはり日本のお菓子はおいしい。平日はココロを鬼にして封印しておくことにする。