Four Seasons Hotelの朝食ビュッフェ、レアキャラ

本日はBakridとかEid al-Adhaとかいう呼び名の、イスラム教の謝肉祭の日で、会社は休みである。さてどうしようかというところだが、この5月に家から車で10分ちょっとのところにオープンしたFour Seasonsホテルの朝ビュッフェがとても良いという話を相棒が友人から聞きつけてきたので、行ってみた。

 

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かなり高ランクなホテルだけれども、別にバンガロール在住なら泊まる用事もないので空港に行く途中に横目で見るぐらいしか縁がなかった。まさか来ることになるとは。

 

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まだオープンして間もないからなのかハイソ過ぎて敬遠されているのか、あるいは単に祭日だからなのか、本当のところはよく分からないが、客数は少なくてとても落ち着いた雰囲気である。そして料理の質はけっこう高く、シェラトンより明らかにランクがひとつ上のものが並べられている(と個人的には思う)。シェラトンの朝ビュッフェ会場が、子供の遊び場もたまに出ていたりして庶民派なのと比べると、こちらは明らかにそう方向は配慮しない、デキるビジネスマンか富裕層向けに仕上がっている。値段はというと、大人二人でGST込み2950ルピーだったので、ひとり1500ルピーぐらいになる。シェラトンのほうがBrigade Gateway割引でひとり900ルピーぐらい(ただしなぜかたまに800や850になる)なのと比べると明らかに高いが、しかし差額600ルピーといえば昨今の為替レート(1 INR  = 1.5 YEN)で換算すれば900円程度である。1000円追加してこれだけ豪華になるなら、個人的にはありかなぁとも思うのだ。どうせたまの贅沢なんだし、このあとは腹いっぱいになってしまって昼食抜いたり夕食も軽めにしたし。

 


 

夕方、Hypercityで買い物をした帰り、Brigadeまでの連絡通路のところで、カートに食材やワインのボトルを山のように詰め込んだ、Tシャツに短パンでサンダル履きという超ラフな格好の欧米人の青年がゆっくりと歩いていた。通路の扉を開けるカードが見つからないらしく、僕が出そうとしたら、ヨーロッパ系のアクセントの英語で「ありがとう」と言ってこちらを振り向いた。その、メガネを掛けて薄く髭をはやした顔に見覚えがあった。カードでドアを開けながら必死に思い返していて気付いた。この人だ。

 

bwhotelier.businessworld.in

 

Brigade Gatewayの住人なら、このポスターに見覚えがあるだろう。

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ほらほら、知ってるでしょ。>BGWの皆さま

あーそうだ、ロベルトとかいうシェフだ!と思って、反射的に「Mr. Roberto?」と訪ねてしまった(よく考えたらファーストネームなのでちょっと変)。するとニヤっとしながら「イエース」と返してきた。Beneはたまに利用していますよと言うと、ありがとうと頭を下げてきた。とても落ち着いた謙虚な人である。けっこう話し好きな人らしく「夏休みでしばらくイタリアに帰ってたが、昨日バンガロールに戻ってきたので、明日からまた仕事だ。家の冷蔵庫が空っぽだからHypercityに買い込みにきたのだ」と事情を教えてくれた。「あなたはどれぐらいインドにいるのか」と訊いてきたので「3年4ヶ月ぐらいだ」というとワオといいつつ「自分は以前は中国に1年居たが、インドも同じぐらいか、もう少し長くいるだろう。いろいろカルチャーショックが大きくて面白い」とも言っていた。そうして、途中で別れながら、食材の山の上にワインボトルを何本も載せたカートをガラガラと押して線路側の方向に去っていった。いやぁ、今日は意外な人に遭遇したなぁと思いつつ、コンコン咳をしながら僕も家に去ることにした。