バンドス島(2)
3泊4日でモルディブに行ってきたわけですけども。
といっても初日はバンドス島に辿り着いた時点でもう日が暮れていたし、4日目は朝8時にはロビーでチェックアウトして午後3時過ぎにはバンガロールに着いていたので、正味まる2日ぐらいの滞在だった。
今回は雨季の範囲内なのだが、チェックアウト時に少し立ち話をしたドイツ人のホテル従業員(インターン生)によれば、11月初旬から乾季でハイシーズンに突入するので、今はちょうどその境目のような時期だそうだ。そのためか、2日間の間はわりときっちり晴れてくれて、暑いほどの日差しだった。チェックアウト日の朝はけっこう曇っていたので、運が良かった。
モルディブだけあって海は文句なく綺麗。ただ、マレにごく近いということもあって、少し見渡せば文明の産物がけっこう目に入ってくる。
このクレーン車は別にマレとは関係なくて、たまたま護岸工事のようなことをしていたようである。あるが、やはりこういうのが目に入ってしまうとちょっと残念ではある。
クレーン車の音が聞こえてくると、波打ち際でのんびりしていてもイマイチ無の境地に浸れないので、2日目は少し場所を変えることにした。
我が家が泊まった場所は、上記地図のやや右下にあるGalleryというレストランのすぐ近くであり、そこから南東側にマレがある。なので、そこからほぼ対角線上の反対側にある場所にわざわざ歩いていった。わざわざといっても海岸沿いに10分も歩けば行けてしまうのだが。
そちらは地平線の果てまでほぼ海しか見えず、おまけに潜ってみると岩場が多くて魚もちらほら居た。本格的なスノーケリングには程遠いけれど、それでも暇つぶしには充分だろう。もっとも、僕は実は魚類にはあまり興味がなく(でも自然系ドキュメンタリーで魚の生態なんかを観るのは好きなのだが)、むしろどこまで遠浅の景色が続くような幻想的な風景のほうが好みである。
この他にも、子供用の保育施設(無料)やベビーシッターサービス(有料)が完備されており、クリニックなんかもあったりする。確かに子供連れ、それも乳幼児や幼児連れにはベストな場所といえる。2日めの夜にはToy Story 4の上映会なんかもあって、家族全員で繰り出した。僕はToy Storyシリーズを観るのはこれが初めてなのだが、けっこう面白くて思わず真剣に観始めてしまった。しかし相棒が腹減ったというので、渋る子供を宥めつつ夕食に向かったりした。
今回は朝食込みの宿泊プランを選んだので、朝食は無料だが昼食・夕食は有料となる。どれもGalleryというレストラン会場でビュッフェ形式で供されるのだが、夕食は大人ひとり60USドルだった。うひー高い。しかも酒類は別腹で有料扱いである。昼食はビュッフェでは取らなかったのでいくらか分からなかったが、Galleryとは別に24時間サービスのレストランがあって、そちらはハンバーガーセットとビール(アサヒ)で税込み39ドルだったので、こちらにしても良かったかな。どちらせによ高いけど…。
チェックアウト後、マレまでのスピードボートを待っている間、ふと船着き場の下を覗き込むと、大きな魚が大量に群がっていた。ちょっとした生簀のような光景だが、餌付けでもされているんだろうか。子供は大喜びで眺めていた。
というわけで、駆け足だったけれど2回めのモルディブを堪能させてもらった。相棒は今回が初めてだったので、ことのほか感激したようである。
帰りの空港で、イミグレを通ったあとについこんな広告を見つけてしまったので激写。真ん中に自分の姿が写っているがヘッチャラ。
で、このSonevaという会社のウェブサイトに行ってみた。
初っ端から一介のサラリーマンには手の足も出なさそうな光景が次々と出てきて萎えるのだが、特にSoneva Janiというのが凄い。具体的な価格は見つからず、「まずはお問い合わせを!」という具合なのだが、FAQを読むと少し面白い話が見つかった。
”Leasehold”ということなので、要するに賃貸契約らしい。完全所有権をもらえるわけではないようだ。”the lease to date (2018)”というのはちょっとピンと来ないのだが、「2018年現在のリース期間」ということだろうか。とすれば今買えば46年借りられ、さらに追加で500万USドル払えば+49年延長できるということか。500万USドルといえば5〜6億円ぐらいだが、僕には到底無理だとしても、想像したほど高いものでもない気がする。しかし、最初の段落の最後の文言を読むと、それをさらに島にあるヴィラ数で割るような数式も出てきており、何が何やらである。そもそも46年とか49年とか行っているが、モルディブはその頃には海の下になってしまいかねない気がするが、大丈夫か。
そしてバンガロール。ディワリの真っ最中。目出度い。あと、今も外で花火がうるさい。